
「スポーツ中、腕や足へ突然激しい痛みが出現した」
「痛みだけじゃなく、腫れたり青紫に変色したりしている」
このような症状がある場合、肉離れを起こしている可能性があります。
肉離れは、瞬発力を求められるスポーツでよく見られるケガの1つです。筋肉の損傷具合によっては、一定期間スポーツを休まなければいけないケースや、日常生活に支障が出る場合もあります。
この記事では、肉離れの症状や原因、肉離れがよく起こる場所について解説します。治療とスポーツ復帰にかかる期間についても触れますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
■肉離れとは?
肉離れとは、強度の高い運動や作業の際に、筋肉が急激に引き延ばされて起こる筋肉の断裂です。
筋肉はゴムのような伸縮性を持っており、伸びたり縮んだりすることで、私たちの手や足を動かしています。
しかし、あまりにも強い力で筋肉が引っ張られたり、柔軟性が低下している状態で運動したりすると、耐えきれずに千切れてしまう場合があるのです。
なお、肉離れの重症度は、筋肉の断裂する場所や程度によって3つの分類に分けられます。
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Ⅰ型(軽症型) |
出血所見だけが見られる |
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Ⅱ型(中等症型) |
筋肉と腱の移行部や筋膜が損傷している |
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Ⅲ型(重症型) |
腱に近い部位の断裂や引き抜け損傷 |
軽症型であれば、肉離れを起こす前と同様に生活できる場合もありますが、中等症型や重症型では仕事や家事などに支障が出る場合もあります。
また、スポーツを継続すると悪化することもあるため、練習や試合を休まなければならないケースも珍しくありません。
■肉離れの主な症状
肉離れが起こった場所には、主に以下のような症状が出現します。
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痛み
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腫れ
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熱っぽさ
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脱力感
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変色(内出血)
肉離れの多くでは、少し動かすだけで痛みが出現したり、力が入りにくくなったりします。筋肉の断裂が広範囲に及ぶ場合、内出血によって患部が紫色に変色することも珍しくありません。
■肉離れが起こる原因
肉離れは、主にスポーツ中の激しい運動で「筋肉が強く引き離される」ために起こります。
ダッシュやジャンプ、急な方向転換などを行うスポーツでは、特に筋肉へ急激な強い負担がかかるため、肉離れも発生しやすくなるのです。
また、以下の要因は筋肉をこわばらせ、肉離れを起こす原因となることがあります。
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スポーツ前の準備運動不足
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運動後のストレッチやケアの不足
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水分不足
筋肉は、緊張していたり疲労が溜まっていたりすると、伸び縮みがうまく行えずに断裂しやすくなります。
スポーツ前後のストレッチやケアが不十分だと、筋肉がこわばり、肉離れを起こしやすくなってしまうのです。
■肉離れが起こりやすい部位
肉離れは全身の筋肉に起こる可能性がありますが、特に「太もも」と「ふくらはぎ」の肉離れは、スポーツ中に起こりやすい傾向があります。
それぞれの肉離れの特徴や症状、起こりやすいスポーツなどについて詳しく見ていきましょう。
◎太もも(ハムストリングス)
太ももにあるハムストリングス(大腿二頭筋)は、スポーツ中の肉離れが起こりやすい筋肉の1つです。
ハムストリングスは、主に膝の曲げ伸ばしを行う筋肉であり、走ったりジャンプしたりする際に強い力を発揮します。
特に、陸上競技の短距離走や、バスケットボール・サッカーなど、急に勢いよく走り出すスポーツをしている場合には、ハムストリングスの肉離れが起こりやすいです。
ハムストリングスは比較的大きな筋肉であるため、肉離れが起こると、広範囲に強い痛みや腫れが見られる場合があります。
◎ふくらはぎ
ふくらはぎの筋肉も、スポーツ中の肉離れが起こりやすい傾向があります。ふくらはぎにある腓腹筋(ひふくきん)は、走り出しやジャンプなどの際に働く筋肉です。
止まった状態から走り出す時や、咄嗟にジャンプする時など、急激に腓腹筋が動いた場合は、肉離れが起こる可能性があります。
■肉離れと筋肉痛の見分け方
スポーツで筋肉に出現する痛みには「筋肉痛」もありますが、肉離れとは発生するタイミングや痛みの種類に違いがあります。
【肉離れと筋肉痛の違い】
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肉離れ |
筋肉痛 |
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・ スポーツ中に突然痛みが出る ・ 身体を動かすと鋭い痛みが出る ・ 内出血や腫れが出現する |
・ スポーツ後しばらくしてから痛みが出る ・ 身体を動かすと鈍い痛みが出る ・ 見た目には変化がない |
肉離れが運動中に突然発症するのに対し、筋肉痛は運動後しばらく経ってから痛みが現れます。また、重苦しく鈍い痛みが出ることや、変色・腫れなどが出ないのも、筋肉痛の特徴です。
運動後に痛みが出現した場合は、上記の特徴のどちらに当てはまるかを見極め、受診すべきかを判断しましょう。
■肉離れはどのくらいで治る?
肉離れが治り、スポーツへ復帰するまでにかかる期間は、重症度によって異なります。
Ⅰ型:1~2週間程度
Ⅱ型:4~8週間程度
Ⅲ型:16~24週間程度(手術と入院を含む)
上記はあくまでも目安であり、治療にかかる期間には個人差があります。断裂した組織が元に戻り、運動に耐えられる状態へ戻るには時間がかかることを覚えておきましょう。
■肉離れかな?と感じたら整形外科にご相談ください
負荷の大きいスポーツを行う方は、練習中や試合中に肉離れを起こしてしまう場合もあります。
筋肉を大きく損傷した場合、スポーツへ復帰できるまで、ある程度期間が必要になってしまうことも珍しくありません。
運動中に筋肉へ痛みを感じた方、違和感や変色・腫れなどが見られた方は、なるべく早めに整形外科を受診し、肉離れの検査を受けましょう。
『北砂2丁目だい整形外科』では、肉離れの専門的な検査と治療、スポーツ復帰に向けたリハビリもご提供しています。
当院では、スポーツに精通した医師と理学療法士の治療によって、肉離れの早期改善・スポーツ復帰をサポートいたします。
運動中の痛みや違和感にお悩みの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
