骨折のリスクを低減する「骨粗しょう症」の治療法を紹介|北砂2丁目だい整形外科|江東区北砂・西大島の整形外科

〒136-0073 東京都江東区北砂2-8-5
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骨折のリスクを低減する「骨粗しょう症」の治療法を紹介



年齢を重ねるごとに、健康に対する意識や心配は強くなるものです。

中でも、高齢になると心配になるのが「骨粗しょう症」ではないでしょうか?


骨が脆くなる骨粗しょう症は、できる限り早めに治療を行なうことが望ましいです。

治療法を理解し、骨を健康に保つようにしましょう。


この記事では、骨粗しょう症の治療法や予防法、早期発見のための検査法などを紹介します。


■骨粗しょう症の症状とは? 


「骨粗しょう症」とは、骨の強度を示す「骨密度」が著しく低下し、骨が脆くなっている状態を指します。


骨密度が低下すると、尻もちをついたり、体を軽くぶつけたりするだけでも骨折する可能性があるため、日常生活に気を配らなければいけません。


重症になると、強く咳をしただけで肋骨が折れてしまう方もいます。

骨折がきっかけになり、寝たきりになってしまったり、介護が必要になる方も少なくありません。


骨粗しょう症と診断された場合はすみやかに治療を行なうことと、骨密度の低下にいち早く気づき、進行を予防することが大切なのです。


■骨粗しょう症は治るの? 


適切な治療を行なうことで骨密度が上昇し、骨粗しょう症が改善する方もいらっしゃいます。

薬物療法や生活習慣の改善などを実施することで、骨に栄養が行き届くようになり、低下した骨密度を徐々に戻すことが可能です。


また、一度元に戻った骨密度がまた低下しないよう、維持や予防を図ることもできます。

完全に元通りにすることは難しくとも、コントロールすることによって、骨折を防ぎ再び健康な骨を取り戻すことが可能です。


■骨粗しょう症の治療法


骨粗しょう症の治療方法には、以下のようなものがあります。


  • 薬物療法
  • 食事療法
  • 運動療法

それぞれの治療法について、詳しく見ていきましょう。


◎薬物療法

骨粗しょう症に対し薬物療法を行なうことで、低下した骨密度を向上させる効果が期待できます。

骨粗しょう症に対する薬物治療には「ビスホスホネート」や「カルシトニン」などさまざまな種類の薬を使用します。


薬物療法を行う場合、服薬タイプや注射タイプなどの使用方法や、体に合う治療薬の種類、使用する順番などを適切に選択することで、治療効果を高めることが大切です。


また、骨密度だけに焦点を当てるのではなく「骨質」にも着目して治療薬を選びます。

骨の量だけでなく、しなやかで折れにくい骨を作ることで、骨折のリスクをさらに減らせます。


◎食事療法

丈夫な骨をつくるためには、十分な栄養を摂取することが欠かせません。

カルシウムやビタミンなどの栄養をバランスよく体に取り入れるため、食事の量や内容、回数などを見直す必要があります。


特に、高齢になってくると食欲が落ちて栄養が足りなくなったり、偏食して栄養が偏ったりする方もいます。

牛乳やチーズ、魚・大豆食品・野菜など、カルシウムやビタミンを意識した食品を意識して食事に取り入れましょう。


◎運動療法

骨を丈夫にするために、適度な運動を行なうことも大切です。

運動によって骨に刺激を与えると、骨をつくり出す細胞が活性化し、骨密度が高くなります。


特に、骨に体重をかける運動が効果的といわれています。

水泳や自転車などの運動よりも、歩いたりラジオ体操をしたりなど、骨に直接体重がかかる運動を意識して行うとよいでしょう。


■骨粗しょう症の予防と対策 


骨粗しょう症は治療も重要ですが、最も大切なのは悪化する前に予防することです。

骨密度の低下を予防するための方法を理解しておきましょう。


◎定期的に検査を受ける

骨粗しょう症を予防するために最も重要なのが、骨密度の検査を受けることです。

骨密度が低下している兆しを見つけることで、すぐに対処し悪化を防げます。


骨密度の検査に対し、補助を行なっている自治体も多くあるため、住んでいる地域の骨密度検査について調べてみるとよいでしょう。


また、骨密度検査は定期的に受け続けることが大切です。

期間が開きすぎてしまうと、急激に骨密度に気づかず、骨折を引き起こしてしまう可能性があります。

4~6ヵ月間隔で検査を受けるようにし、骨密度の変化に気づけるようにしましょう。


◎規則正しい生活習慣を心がける

食生活や運動習慣など、規則正しい生活習慣を送ることも大切です。

骨に栄養を与えるためには、健康的に生活する意識も欠かせません。


食事をきちんと食べ、毎日ちょっとずつでも運動をする習慣を身に着けておくと、骨を丈夫に保てます。


◎外に出て日光に当たる

日光に当たることで、体内でビタミンDが合成され、骨が強くなるのを助けます。

そのため、毎日の運動は外に出て、短時間でも散歩やウォーキングを行うとよいでしょう。


体調が優れない日や、運動するのが億劫な日には、窓際で日光を浴びるようにするだけでもよいでしょう。

家の中に籠るのではなく、日光を浴びて健康な骨づくりをしてみてください。


■骨粗しょう症の検査はどこで受けられる? 


骨粗しょう症の検査は、主に整形外科で受けることが可能です。

現在では骨密度の検査機器も発達し、全身の骨密度を詳しく検査できるようになっています。


当院で使用している「二重エネルギーX線吸収法」(DXA法)では、高精度に骨密度を測定可能です。

使用する放射線の量も少ないため、体への負担を抑えつつ、骨粗しょう症の検査を行なえます。

ご自身の骨密度が気になる方は、お気軽に当院へご相談ください。


■骨粗しょう症の治療は整形外科へご相談ください


骨粗しょう症は、薬や運動、生活習慣などを改善することで改善が期待できる病気です。

なるべく早めに治療を開始し、悪化を予防するためにも、医療機関で早めに検査を行いましょう。


「北砂2丁目だい整形外科」では、高精度の骨密度測定機の使用と、一人ひとりに合う治療薬・治療方法の提案により、骨粗しょう症の改善・悪化防止をご提供しています。

骨密度が気になる方、骨粗しょう症の治療を検討している方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。


北砂2丁目だい整形外科
医師
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