「骨粗しょう症」の原因・症状|どんな人が発症しやすい?|北砂2丁目だい整形外科|江東区北砂の整形外科

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「骨粗しょう症」の原因・症状|どんな人が発症しやすい?



「骨粗しょう症」という病気をご存じでしょうか?

高齢者や閉経後の女性に多く見られ、簡単に骨折してしまう原因となる病気です。


骨粗しょう症の原因を知ることは、病気の予防や治療に役立ちます。

また、どのような人が骨粗しょう症になりやすく、どうしたら予防できるのかを理解しておくことで、将来骨折するリスクを軽減できるでしょう。


この記事では、骨粗しょう症になりやすい人やその原因、治療法や予防法などを解説します。


■骨粗しょう症とは?どんな人がなりやすい? 


骨粗しょう症とは「骨密度が低下し骨が脆くなっている状態」を指す病気です。


本来、骨の組織は破壊と再生が繰り返され、丈夫な状態を保っています。

しかし、さまざまな原因で骨の再生が追いつかなくなると、骨密度が低下し、中がスカスカの状態になってしまうのです。


骨粗しょう症は「閉経後の女性」と「高齢者」に多く発症します。

これは、ホルモンバランスが大きく変化することや、加齢によって骨をつくる力が衰えることが原因です。

そのため、年齢が進んできた方、特に女性は早いうちから骨密度を検査し、必要に応じて骨粗しょう症の予防や治療を受けましょう。


■骨粗しょう症の原因 


骨粗しょう症の主な原因は以下です。


  • 老化
  • 女性ホルモンの減少
  • 栄養不足
  • 生活習慣の乱れ
  • 病気によるもの

骨粗しょう症は女性ホルモンである「エストロゲン」が減少することが原因とされています。

エストロゲンが不足することで、骨を分解するスピードが早くなり、再生するスピードが追いつかなくなってしまうのです。


これに加え、加齢によって骨を再生する機能が低下し、骨密度がどんどん低下して骨粗しょう症を引き起こしてしまいます。


また、カルシウムやビタミンDなど、骨の組織をつくり出す栄養素が不足することも、骨粗しょう症の原因のひとつとなります。

規則正しい食事や、日光を浴びる習慣などにより、体が骨をつくる土台を作らなければいけません。


さらに、喫煙やアルコールの過剰摂取、薬の副作用や病気などによって骨密度が低下することもあります。

健康的な生活習慣と病気の予防・治療により、骨密度を保つことが大切なのです。


■骨粗しょう症の症状 


骨粗しょう症の主な症状は「骨密度の低下」と、それに伴う骨折です。

骨密度は若年成人の平均値を基準としており、80%以上は正常、70~80%は骨量減少、70%以下は骨粗しょう症として診断します。


骨密度が基準値よりも低い場合には、性別や年齢を考慮し、指導ないし治療を受けなければいけません。

放置すると、骨密度が著しく低下し、以下のような骨折が起こりやすくなります。


● 腰椎圧迫骨折
● 大腿骨近位部骨折
● 上腕骨近位部骨折
● 橈骨遠位端骨折 など


これらの骨折は日常生活で起こりやすく、転倒や転落などがきっかけとなります。

骨密度が低下していると、転倒の際に手を突いたり、受け身が取れず倒れたりした場合に、上記のような骨折が起こる可能性が高いのです。


日常生活の骨折リスクを減らすためにも、骨密度は正常に保たなければいけません。


■ 骨粗しょう症の治療法 


骨粗しょう症の治療法には以下があります。


  • 薬物療法
  • カルシウム剤やビタミン剤の摂取
  • 運動療法

最も効果が期待できるのが薬物療法です。骨の分解速度を抑える薬や、ホルモンを補充する薬などを使用し、骨密度が高くなるのを緩やかに待ちます。

薬には内服するタイプと注射で摂取するタイプがあり、体質や体調、骨密度の低下具合などに応じて方法を選択可能です。


また、骨をつくるための栄養素を補充するためのカルシウム剤やビタミン剤の摂取も、骨密度の増加に効果があります。


さらに、運動療法によって適度に骨にストレスを加えることで、骨の再生を助けることが分かっています。

薬物療法や栄養の補充に加え、専門家の指導のもと運動を実施することで、効率よく骨粗しょう症を治療できるでしょう。


■骨粗しょう症の予防法 


骨粗しょう症を予防するためには、正しい生活習慣を送ることがなにより大切です。

食事のバランスに気を付けたり、適度に散歩や運動をするなど、骨が脆くなりにくい生活を心掛けましょう。


ただし、どれだけ生活習慣に気を付けていても、加齢や閉経などによって骨の分解速度が早まってしまいます。

なるべく早いうちから骨密度の検査を受け、骨粗しょう症のリスクがあるか調べておくことが予防に繋がります。

女性であれば40歳ごろから骨密度検査を受けておくことで、深刻な状況になる前に予防や治療が行なえます。 


骨密度の測定には専門的な機械が必要です。

中でも「二重エネルギーX線吸収法」(DXA法)で検査すると、全身の骨密度を一度に測定でき、骨折のリスクの高さを細かく検査できます。


■骨粗しょう症の予防と治療は整形外科にご相談ください


骨粗しょう症は早めの予防と治療が大切です。

「まだ若いから」「自分は気を付けているから」と安心せず、早いうちから検査を行い予防に努めましょう。


「北砂2丁目だい整形外科」では、DXA法での骨密度検査が実施可能であり、骨密度が心配な方へ細かい検査を行なっています。

骨粗しょう症に当てはまる方に対し、薬の提案や生活習慣の指導、理学療法士による運動指導などもご提案しています。


将来の骨密度が心配な方、骨折の不安がある方は、早めに当院へご相談ください。


北砂2丁目だい整形外科
医師
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