膝が痛いと認知症リスクが高まる? 変形性膝関節症から考える健康リスク|北砂2丁目だい整形外科|江東区北砂・西大島の整形外科

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膝が痛いと認知症リスクが高まる? 変形性膝関節症から考える健康リスク


歩くたびに膝が痛むため、外出や運動が億劫に感じる方は少なくありません。実は、膝の痛みを放置すると、認知症になるリスクが高くなることをご存じでしょうか?


この記事では、膝の痛みと認知症の関係について、詳しく解説します。記事内では、膝の痛みの主な原因となる「変形性膝関節症」の治療や予防についても触れますので、ぜひ最後までご覧ください。


■高齢で膝の痛みがある人は認知症リスクが1.7倍も高くなる


一見すると無関係に見える「膝の痛み」と「認知症」ですが、近年の研究によって、膝の痛みが認知症リスクを高めることが示されています。


2019年に大阪大学が発表した研究では、膝の痛みがある人とそうでない人で認知症の発症率に差が出るかを調べました。


結果、65~79歳で膝の痛みを感じている人は、そうでない人と比べて約1.7倍も認知症になるリスクが高まることが分かったのです。


※参照:Yamada K, et al. A prospective study of knee pain, low back pain, and risk of dementia: the JAGES project. Scientific Reports. 2019.9:10690.


■膝の痛みが認知症リスクを高める理由


膝の痛みがあるとなぜ認知症になりやすくなるのか気になる方もいるでしょう。これには、主に2つの原因があると考えられています。


  • 痛みが原因で運動不足になるから

  • 持続的な痛みが認知症の進行を早める場合があるから


◎痛みが原因で運動不足になるから

膝の痛みが原因で運動不足になると、認知症リスクが高まる可能性があります。


慢性的な運動不足は、肥満による高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病を引き起こすリスクも高まります。生活習慣病になると、「アミロイドβ」と呼ばれるたんぱく質が脳の血管に溜まり、アルツハイマー型の認知症が起こりやすくなるのです。


また、前述の大阪大学の研究においても、1日30分以上歩く習慣のない人は、膝の痛みがなく、歩行習慣のある人に対し、認知症のリスクが約1.9倍高くなると報告されています。


膝が痛むと動くのが億劫になるため、運動だけでなく、外出の頻度が減ることも珍しくありません。痛みが長引くほど運動不足も加速してしまい、認知症になりやすくなるのです。


◎持続的な痛みが認知症の進行を早める場合があるから

膝の痛みそのものによって、認知症の進行が早められる可能性も。過去の研究から、高齢で身体に痛みを抱えている人は、記憶力が低下しやすくなることが分かっています。


膝の痛みを治療しないまま数年が経過すると、服薬の自己管理ができなくなったり、自分でお金を管理できなくなったりするリスクが上がる可能性があるのです。


■高齢者の膝の痛みは「変形性膝関節症」が主な原因の1つ


高齢者に起こりやすい膝の痛みの原因に「変形性膝関節症」があります。


変形性膝関節症は、膝関節にある「関節軟骨」が加齢や使い過ぎで擦り減り、骨の変形と炎症が起こる病気です。


変形性膝関節症が進行すると炎症症状も強くなり、少し動かすだけでも痛みを伴うようになります。


また、骨や関節が変形するだけでなく、周囲の筋力も低下する場合が多いため、運動不足になる方も珍しくありません。


膝関節の変形と痛みによって介護が必要になり、活動量や刺激が減って認知症になるケースも考えられます。いつまでも元気に動き続け、認知症になるのを防ぐためにも、変形性膝関節症への対策を行うことが重要です。


関連記事:膝がこわばる・痛むのは要注意?「変形性膝関節症」の症状・原因とは


■変形性膝関節症は早めの予防と治療が大切


変形性膝関節症は、高齢になる前から予防を開始し、万が一痛みを自覚した場合はすぐに治療を受けることが重要です。


変形性膝関節症の予防と治療には、以下のような方法があります。


【変形性膝関節症の予防と治療】

予防法

治療法

・ 適度な運動を習慣づける

・ 適切な食生活で体重をコントロールする

・ 整形外科のリハビリでアドバイスを受ける

・ 薬で痛みや炎症を抑える

・ リハビリで筋肉や関節を動かす

・ サポーターを使用する

・ 変形が強い場合は手術を検討する


理想的なのは、膝関節の変形や軟骨の摩耗(擦り減ること)が起こらないうちに、予防法を身につけることです。


適度な運動による筋肉の維持と、肥満を予防する食生活によって、変形性膝関節症になるリスクを下げる効果が期待できます。


どのような運動や食生活が自分に適しているか分からない場合は、整形外科でリハビリテーションを受け、理学療法士に相談してみましょう。


もしも変形性膝関節症と診断された場合は、なるべく早めに整形外科で治療を受けましょう。


関連記事:膝の痛みに多い変形性膝関節症、何科を受診?治療法とリハビリについて


■膝の痛みを解消して認知症を予防しましょう


膝の痛みを放置していると、認知症になるリスクが高くなると近年の研究でわかってきました。そのため、早めの予防や治療が重要です。


認知症になると、身の回りの世話や金銭管理をこなせなくなり、介護が必要になる方も少なくありません。ケガ・病気による膝の痛みは早めに治療し、日常生活での負担を減らすことが、将来的な認知機能の低下を防ぐ一助になります。 


『北砂2丁目だい整形外科』では、変形性膝関節症や膝の痛みの原因となるケガ・病気の治療を提供しています。


当院では、MRI・レントゲンを使用した精密検査や、理学療法士の個別リハビリにより、患者さま一人ひとりの状態に合わせた治療プランをご提案しています。


膝の痛みにお悩みの方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。


北砂2丁目だい整形外科
医師
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