急に腰が痛くなり「ぎっくり腰かな?」と思う方もいることでしょう。
腰の痛みの原因は、ぎっくり腰だけでなく、体の不調や病気・けがが原因のこともあります。
この記事では、腰の痛みの原因や、痛みを和らげるための対処法を紹介します。
腰痛の予防法も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
■腰が痛いのはぎっくり腰が原因?
腰に急な痛みが出たときに「ぎっくり腰」を疑う方もいるでしょう。
ぎっくり腰は正式な病名ではなく、「急性腰痛」の通称として使われます。
急性腰痛は短期間で治りますが、症状が強い場合、発症からしばらくは日常生活に大きな影響がでることもあります。
仕事や家事はもちろん、トイレに行くことさえ苦労する場合もあるでしょう。
中には、病気やけがが原因で痛みを感じる方もいます。
放置すると痛みが強くなったり、腰痛が慢性化したりする恐れがあるため、はやめの対処を心掛けましょう。
■腰の痛みやぎっくり腰の原因
腰の痛みが出る原因には、以下のようなものがあります。
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腰に負担がかかる姿勢や動き
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転倒や事故
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背骨のけが
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神経の病気
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感染症 など
中腰や、腰を大きく捻る動きを繰り返すなど、日常的に腰へ負担をかけ続けることで、痛みが出現する場合があります。
重労働やスポーツなどを日常的に行う方は、日頃から腰をケアし、違和感や痛みに気を付けることが大切です。
また、背骨のけがや病気が原因で痛みが出る場合もあります。
椎間板ヘルニアや脊椎圧迫骨折(せきついあっぱくこっせつ)、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)などが隠れている可能性もあります。
痛みが強い時や、しびれ・脱力感なども感じる場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
■腰の痛みが出たときの対処法
腰に痛みが出たとき、すぐにできる対処法を紹介します。
応急処置ではありますが、痛みを和らげたい場合は試してみましょう。
◎安静にする
腰痛を感じた場合、まずは安静にすることが大切です。
無理に動くと、炎症やけがが悪化し、痛みも強くなる可能性があります。
痛みが強い場合は横になり、なるべく腰を動かさないようにしましょう。
◎腰を冷やす
急な腰痛が生じた場合、腰の組織が炎症を起こしている可能性があります。
炎症の起きた場所は、冷やすことで悪化を防ぎ、痛みを緩和可能です。
冷やしても痛みがまったく引かない場合、炎症以外が原因の可能性もあります。
その際は早めに受診し、背骨や腰の組織に異常がないか検査しましょう。
◎コルセットやサポーターを使う
背骨や筋肉、靭帯などの組織が原因の場合、コルセットやサポーターを使用することで、痛みを緩和できることがあります。
体を支える効果もあるため、痛みがあっても動かなければならない時にも頼りになるでしょう。
安価で購入でき、受診や外出の支えになるため、万が一に備えて持っておくと安心です。
◎整形外科で相談する
ぎっくり腰や腰痛は、なるべく早めに整形外科で検査しましょう。
急性腰痛は時間がたてば痛みが引きますが、中には大きな病気やけがが原因となっている方もいます。
詳しく検査し、悪化や後遺症を防ぐことが大切です。
また、急性腰痛は、繰り返し発症する方も少なくありません。
筋肉や関節の使い方を見直し、再発を予防するためにも、医師や理学療法士からアドバイスを受けるとよいでしょう。
■ぎっくり腰や腰痛の予防法
ぎっくり腰や腰痛を予防するには、次のようなことに気を付けましょう。
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中腰で重いものを持たないようにする
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体に合う寝具や家具を使う
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日頃から運動やストレッチを心掛ける
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体重を適切に保つ
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姿勢が悪くならないよう気を付ける など
中腰や腰を丸める姿勢で生活することは、背骨や腰の筋肉に大きな負担をかけます。
繰り返しているうちに炎症が起きたり、椎間板ヘルニアが生じたりすることもあるため、日頃から体の使い方には気を付けましょう。
また、長時間使用する家具や寝具も、体に合うものを使用することで、腰への負担を減らせます。
さらに、運動不足や不摂生も腰痛の原因になります。
適度に運動し、背骨を支える筋肉を健康に保つことが大切です。
体重が増えれば腰の負担も大きくなるため、運動や食生活に気を配って腰痛を予防しましょう。
■腰の痛みは整形外科にご相談ください
腰の痛みは急に出現することもあります。
骨や筋肉の炎症が原因の場合もあれば、治療が必要な病気・けがが原因の場合もあるため、痛みが出たらはやめに整形外科へ相談しましょう。
『北砂2丁目だい整形外科』では、腰痛の治療や対策、予防法のアドバイスなどを提供しています。
リハビリテーションやサポーターの提案など、一人ひとりの症状に合わせた治療の提供を行っていますので、急な腰痛に悩んでいる方、ぎっくり腰を何度も繰り返している方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。