- 腰椎圧迫骨折
- 若年層では高所からの落下や交通事故など、高齢者の方は尻もちや転倒した際に腰椎が骨折してしまうことがあります。安静にしていればそれほど痛みを感じませんが、身体を動かすと腰に強い痛みが出ます。足のしびれも併発することがあり、ヘルニアの症状と似ています。
- 大腿骨近位部骨折
- 大腿骨の中でも足の付け根部分の骨折を、大腿骨近位部骨折と総称します。骨粗しょう症の高齢者で特に多い疾患であり、一度骨折してしまうと自然には治りにくいため手術が必須です。手術をしない場合は、数か月の安静期間が必要となります。
- 上腕骨近位部骨折
- 二の腕の付け根部分の骨が折れることであり、スポーツや交通事故、肩関節の脱臼、高齢者の転倒などで発症します。基本的な治療は保存療法で行われ、三角巾やバストバンドなどで腕を固定します。
- 橈骨遠位端骨折
- 手首近くにある橈骨が折れてしてしまうことを、橈骨遠位端骨折と呼びます。バイクや自転車から転んだ際に手をつくことが原因で折れることが多く、手首の内側(親指側)に痛みと腫れが出ます。ギプス固定、手術、鎮痛消炎剤の使用などの治療方法があります。