- 腰部脊柱管狭窄症
- 変形してしまった椎間板、および背骨や関節から突出した骨などによって神経が圧迫され、足に痛みやしびれが生じます。安静にしている時は症状がほぼ見られませんが、歩行時や背伸びをした際に症状が出ることが多いといわれています。
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板というクッションが、一部飛び出してしまう疾患です。加齢や喫煙、悪い姿勢での作業中の負荷などが主な原因とされることが多く、発症すると足や腰に強い痛みやしびれが出ます。肛門のしびれや尿の出しにくさを感じる場合もあります。
- 腰椎椎間板症
- 加齢や長期間にわたる腰への負荷によって、クッション機能を持つ椎間板の弾力性が低下していきます。この状態でさらに椎間板へ負荷を与えてしまうと、前傾姿勢を取る際に痛みを生じることがあります。ヘルニアとは異なり椎間板は飛び出ませんが、ダメージが蓄積している状態です。
- 変形性腰椎症
- 主に加齢が原因で背骨が変形したり、棘のようなものができたりすると、腰痛が生じてしまう疾患を変形性腰椎症といいます。軽症の場合は無自覚であることも多く、進行すれば痛みやしびれ、冷えを感じます。また、棘により周辺の神経が圧迫されてしまうと、腰部脊柱管狭窄症が発症することがあります。
- 側弯症
- 背骨が左右に曲がった状態を側弯症と呼び、思春期の女子に多く見られます。手術を必要とするほどの湾曲でも、痛みを伴うことはまれです。ただし、外見で姿勢が気になったり、心肺機能低下など健康に影響を及ぼしたりするため、医師に診てもらうことを推奨します。
- 急性腰痛症(ぎっくり腰)
- 急性腰痛はぎっくり腰などを指し、ズキズキとした痛みを伴います。慢性腰痛は症状が半年以上続く疾患を指し、鈍い痛みが長期間生じます。原因や症状、治療方法など異なりますので、腰痛をお持ちの方は一度ご相談ください。
- 変形性股関節症
- 脚の骨と骨盤の間には軟骨があり、すり減ってしまえば炎症や痛みが生じます。外傷や疾患など原因はさまざまですが、主に骨盤が大腿骨にしっかり覆えていないケースが多く見られます。股の関節痛に加えて、長時間座った姿勢を保つ、靴下を履くなどの動作が行いにくくなります。
- 股関節臼蓋形成不全
- 股関節は骨盤が大腿骨を覆うような構造をしており、骨盤の臼蓋という部分が大腿骨の骨頭の真上で大腿骨を覆っています。ただし、臼蓋が大きすぎると大腿骨の動きを妨げてしまい、股関節に負担がかかってしまいます。関節部に痛みが出るとともに、歩行しづらくなるなどの特徴があります。